タロットカード:大アルカナ 隠者

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最新更新日時:2017/03/22

タロットカードの絵の解説

絵から感じるストーリー

山の麓を見つめる老人

ランプを片手に、山頂から山の麓を見つめる老人の姿がある。
これは厳密には「山の麓」を見ているわけではない。
自身の「過去」を見つめているのだ。
もうこの老人には未来がない。
先に進む前に、もう一度、
自分の人生を振り返りたくなったのだ。

手に持っているランプ

ランプの中には6つの頂点を持つ星が入っている。
6という数字は「安定・調和」を示すのだとか。
自然界には六角形がとても多く存在する。
雪の結晶、ハチの巣、亀の甲羅……
このように、自然界に多く存在するため、
6という数字に「真理」という意味もあるのだとか。

つまりこのランプは、「真理を写すランプ」であるのだ。
隠者はこのランプで自らの過去を振り返り、
「あの時こうすればよかった……」
などの反省をしているのだ。
しかしそれはあくまで「過去」である。
「真理を写すランプ」の前では、
そんな後悔のある過去さえも
「正しかった」と感じさせてくれるのだ。

この老人の正体

隠者とは
「俗世間の交わりを断ち、名誉を捨て、
隠れるように生活する事に安らぎを得る人」
のことを指す。
さて、この「隠者」にどのような人物がなるのだろうか?
一般人が名誉を捨てたって、捨てる名誉がないのだから、
安らぎも何もないように思う。
逆にこの隠者は「名誉があった人物」と考えられる。
そう考えると、真っ先に思い浮かぶのが「元王様」だ。
国を治め、権力を使い、民を動かし信頼を集めた。
しかしそれが苦痛になることもあるだろう。
自身の影響力に。自身の自由のなさに。
だからこそ彼は、息子へと国を譲り、
自身は隠者としての生活を始めたのだ。

隠者の役割

彼は「元王様」として、国を見守る義務がある。
それはきっと、隠者となった今も変わらないのだろう。
だからこそ、真理を写すランプを通して過去を見、
山の麓を見て民を見守っているのだろう。
彼が築いた国が、息子の手によって、
更に大きく繁栄するように、
祈ることで彼は国に貢献をしているのだ。

象徴

  • 六芒星 = 安定・調和・真理
  • 左向き = 過去を振り返る

一般的な意味

正位置

  • 客観的な視線
  • 冷静に物事を見つめる

逆位置

  • 主観的な視線
  • 感情的になる

リーディングのコツ

実はあまり「隠者」自体がタロットに出てきていないのだ。
それもあって、あまり仲良くないタロットカードの一つになっている。
まじまじと見つめたのだが…………
まぁ、情報が少ないったらありゃしない!!!
これは、背景を読み取るにも、
ランプと杖と髭のおじさんしか読み取れない!!!!
とっても困った。
けれど、こんなに淡泊な絵こそが、
このタロットが伝えたいことなのだろうね。
隠者というぐらいだから、必要最低限の物資で生活をしているのだろう。
そのため、描けるものがない。
物がなければ思考がクリアになるというし、
隠者はまさにそのお手本なのだろう。

にしても、隠者のような生活は結構憧れる。
捨てる名誉なんてないけれど、
この現代社会に生きていると、
約束や時間に縛られて、とっても息苦しい。
隠者のカードが出るときは、
そんな息苦しい世界から脱出してみたほうが、
いいのかもしれないね。

ワンオラクルでこの出た日の様子

comming soon…