若干スランプに陥っていたリラ猫です。
前回のLIVE放送をお休みした理由の1つに、精神的に参ってしまっているという事情がありました。 その後も立て続けに参る出来事があったので「LIVE放送をお休みしたくなったのは前兆だったのかな」なんて感じたりもしました。
そのため、初めて他者の「愚痴聞きサービス」を利用しました。 とても良かったので、ご紹介させてください。
初めての愚痴聞きサービス
メンタルケアスペシャリストのほたむさん
3日間寄り添うようにお話をお聴きします 話し相手が欲しい、寂しい時に、心のモヤモヤを吐き出したい時に
「メンタルケアスペシャリスト」とは一体なんぞや、と思ったことをきっかけに依頼をしようと思ったのですが、しっかりとした資格のようですね。
メンタルケアスペシャリスト → 精神対話士
とステップアップしていくもののようで、精神対話士は実際に医療機関や介護の現場などに赴いてお医者さん・看護師さんと連携を取りながらメンタルケアに努めるお仕事をなさるそうです。
その精神対話士の基礎となる知識を身に着けた証が「メンタルケアスペシャリスト」になり、この出品者のほたむさんはこの資格を所持しています。
実際、傾聴という技術を用いてお話を聞いていただいて、とても心が軽くなりました。 ……と言葉で表すと、なんだか薄っぺらいのだけれども、話を聞いていただいたことによって自分の頭の中が整理され、とってもすっきりしました。 自分の中で抱えていた問題点がはっきりしたので、今後の対策について考える事が出来るようになりましたし、何よりも学びがとても多かったです。
「傾聴」の効果
私のサービスにはない(全くないわけではないはずだけど……)技術として「傾聴」を行っていただきました。
この「傾聴」の効果の高さを初めて実感しましたね。 心の中でずっと消えることなくあった霧が一気に晴れたような感じがしました。 「心が浄化される」という言葉が本当にしっくりくるような体験をしました。
私の中で決着が着いていない部分として「占い師という仕事の地位の低さ」があったんです。 どうしても「占い遊び」「タロット遊び」と捉えられてしまって「仕事」として認めてもらえないのです。
占い師は占い結果をそのまま伝えればよいのではなく、いかにご相談者様に適切に伝わるかの言葉を選び、吟味し、何度も文章を読み返したうえで、結果をお伝えする……という作業を行っているのです。 しかし占い師の「カードをめくる」というイメージだけ先行しているためか「カードをめくって結果を言うだけでお金貰えるんだから、楽な仕事でいいよね」とか「確証のないものにお金を払うなんてバカらしい。詐欺じゃん」とか言われてしまうわけです。
「ご相談者様の気持ちを考えて、適切な文章を構築してお伝えする」
これのどこが「楽な仕事」なのか、これのどこが「詐欺」なのか。 (まぁ、詐欺については、本当に人を騙すつもりでやってる輩もいるから仕方がないのだけれど、でもそれは「詐欺師」が悪いのであって「占い師」が悪いのではない)
……なーんて事を、最初にぼやかせていただき、ほたむさんに「つらかったですね」と受け止めていただいた上で、更に「周りが言ってくれないなら、私が言います。よく頑張りましたね!」と声をかけていただきました。
これがねぇ…… この声掛けが「仕事だから」と分かっていてもねぇ…… 溜まりに溜まっていた悲しみだったこともあり、私は泣いてしまったわけですよ……
悲しみに満たされていた心が、すぅと軽くなるのを感じました。 これぞまさに「浄化」です。
傾聴の効果を知って得た学び
私自身は知識として、傾聴が有効である事は知っていました。 けれどここまで効果を発揮するとは知りませんでした。
それと同時に、「占い」と「メンタルケア」の違いを思い切り痛感させられたんです。
占いもメンタルケアも、どちらも「心を扱う事」「不安に対して対応する事」という部分は同じです。 ただ、それらに対してどのように働きかけるか、どのように解決するかの手段が異なる…… 真逆と言っていいぐらい、違うんですよね。
ゲームのFFに例えると、占いは「黒魔法」、メンタルケアは「白魔法」です。 そのぐらい、全く異なります。
占いは問題に対して直接結果を提示します。 ご相談者様は問題に対して向き合う必要は全くないんですよね。 痛みを感じることなく(悪い結果が出た時は痛いけど)、解決に向かって歩き出せます。 基本的にご相談者様を突き放すんですよね。 「アドバイスをしたんだから、この通りに実行しなさい」「やれることはやったんだから、あとは運次第よ」と。
それに対してメンタルケアは、問題に対して自分自身で向き合うように誘導するものです。 問題について自分で言葉を選んで話していくうちに、自然と問題に向き合う事が出来、自然と解決方法に気づいて、そこから解決に向かって歩き出します。 その自分自身と向き合う時に、時には魔物を見ます。故に傷つくこともありますが、占いと違って根本解決になります。 受容が基本なので、「あなたはそのように考えているのね」「つらかったね」と、行動を急かす事はありません。
占いだからこそ解決出来る事、メンタルケアだからこそ解決出来る事と、それぞれに長所があるとは思っていますが、 占いにはない温かな優しさを感じて、なんとか占いに取り入れる事が出来ないかと考えさせられました。
私のサービスに「傾聴」を取り入れたい
私のサービスで提供したいこと
私のサービスでご相談者様になっていただきたい状態とは以下の3つ。
- 問題が解決すること
- 再度同じ問題が起きても自力で対処出来ること
- そもそも同じ問題の発生を防止すること
1については、占いですから当然行えます。 ただ難しいのは2と3……
もちろん、占い結果のアドバイスとして2と3に向けての情報を提供させていただいているのですが、どうしても反映率が低いんです……
恐らく、ご相談者様の中で、2と3について考える重要性が分かっていない事、継続できるだけの心の余裕がない事、があるのではないかと思います。 私のサービスでは、ここまで影響を与えられていないということですね。
占いサービスの限界
基本的に「占い」も「メンタルケア」も、「自力で問題を解決する」という部分は同じです。
しかし「占い」は性質上、他力本願の方でもある程度恩恵を受ける事が可能です。 自分が動かなくても身を委ねていれば解決することが分かったり、そもそも心配が不要な場合だったり。 これらの結果を期待して占いを受けられる方もいます。 いわゆる「あげ鑑定」というものですね。
あとは、本来ご相談者様が考えなければならない事柄を、占いが答えを出してしまいます。 ご相談者様の「自力で問題を解決する」の一部を担ってしまうので、ご相談者様が問題の本質に気づかないまま前に進みだしてしまう事もあります。
これらは占いのデメリットですね。
ご相談者様が自力で問題を解決が出来るように、ご相談者様が問題の本質に気づくように誘導出来ればよいのですが、残念ながらご相談者様は、そもそも占いにそこまで求めていないという問題があります。 言ってしまえば2と3を実行しようとすることは、ご相談者様にとっては余計なお世話なんですよね……
しかしながら、この2と3を実行していただかなければ、ご相談者様はまた苦しむことになったり、占いジプシーになられてしまいます。 私はそれを防止したいのです。
占いとメンタルケアの長所を融合させたい
占いで今の問題を解決に導くことは行いつつ、ご相談者様の精神状態を2と3を実行できる状態にする…… それが私の最終目標になるのかな、と思います。
ただ残念ながら、黒魔法と白魔法を融合が難しいように、占いとメンタルケアの融合も難しい…… そもそも簡単ならば悩まずに既にやっているんだけれど……
そのため、私の目指す占いが提供できるように、上手い共存の仕方を探しています。
今まではついつい2と3を実行してもらうために、説教をしてしまう事もしばしばあったのですが、説教に踏み出してしまう前に、上手く傾聴を利用して、ご相談者様の心に寄り添う事が出来たらいいですね。
今のサービス提供方法は「傾聴」に向かない
「質問10個」や「占い放題」というサービスの提供方法では、ご相談者様の内観する機会を奪ってしまっているんですよね。 需要はあるからやめたくない、というのが本心ですが、この提供方法が故に他力本願なご相談者様が集まりやすくなっているような気がします。
ご相談者様にとってよりよいサービスを提供するために、また違ったサービスを新設するかもしれないです。 迷走を繰り返すリラ猫のタロットハウスですが、温かく見守っていただければと思います。
占いとメンタルケアを上手く利用しよう
例えば、今すぐに何かしらは行動しなければならない時、行動する方向性を導き出すのならば占いが適しています。 そうではなく、長年付き合ってきた悩みに決着を着けられたい時、メンタルケアが適しています。
どちらのサービスであっても「自力で解決する」ことには変わりはありませんから、何が目的でサービスを利用したいかを考えたうえで、選択していきたいですね。
リラ猫のサービスももちろんですが、今回私がお世話になったほたむさんのサービスもぜひご利用をご検討ください。