「占い」と「傾聴」のサービスの住み分けについて考えてみた

出品した傾聴サービスの説明文を、ちょこちょこ追記しているリラ猫です。

ブログもそうですが、自分の書いた文章って一晩置かないと誤字脱字に気づけないんですよね。 あとは、購入したくなる文章になっているか、知りたい情報が含まれているかなども時間を置かないと気づけません。

そのため、ちょくちょくサービスの説明文の見直しを行っています。

サービスを改訂してからは購入者が0ですので未だに想像の域を出ないのですが、占いと傾聴サービスの住み分けのために、どのような相談はどちらが適しているかを考えて見ました。

各サービスの特徴

どんな悩み・相談は、どちらのサービスが適しているのか、相談内容事に考えていきます。

ついでですので、相談の多い内容ランキングにしてしまいましょう!

相談頻度 1位「人の気持ち」

やはりタロット占いが一番得意としている占いは「人の感情を占う事」です。

それに比べて傾聴では、どんなにご相談者様が詳しく説明されても主観的な部分しか見えてきません。 当然内観をしても、相手の気持ちを知る事は出来ません。

そのため、人の気持ちを知りたい時は、占いサービスの方が適していますね。

相談頻度 2位「対策」

これは私は、占いでも傾聴でもどちらも適していると感じています。

LIVE放送でもお話しましたが、占いをしていて「ご相談者様の対策行動を継続させる事が出来ない」という悩みを抱えています。

理由は恐らく、ご相談者様が本気で対策行動を取りたいと思える状況になっていないからなのでしょうね。

だから傾聴の方が適しているのかと言うと、そうとも言えないと感じています。

何故ご相談者様が対策に悩むかと言いますと、対策のアイディアがないからです。引き出しがないからなんです。

そこで活躍するのが、第三者である占いの結果です。

「対策行動の提案」は占いで行って、その対策行動によって「どのような問題が解決しそうであるか」を考えてもらうのが傾聴…… のように住み分けが出来ると良いですね。

私はどちらも適していると感じています。 傾聴サービスに占いを残した一番の理由は、まさにここです。

相談頻度 3位「未来」

ぶっちゃけます。

私は未来を占いたくありません!!

……と言いますのも、私は運命論を信じていないからなんですね。

占い師になる前は、「未来を占う」→「嫌な未来だった!」→「対策を取って回避」と占い結果を有効活用できると思っていました。

未来は決まっていないので、自分の行動によりいくらでも未来は変えられると思っているからです。 嫌な未来が待っている事を、ある種のモチベーションにして、対策行動に精を出す事が本来の姿であると思っています。

しかしながら現実は、「未来を占う」→「嫌な未来だった!」→「諦める」というケースが圧倒的に多いです。

どんなに「この未来を回避するために対策を占いましょう!!」と提案をしても、音信不通になります。はい。手の施しようがありません。

私がLIVE放送でこぼしていた「悪い結果を言うと音信不通になる、クレームが来る」の部分は、十中八九これです。えぇ。占いたくないです。

例え占ったとしても嫌な結果だったら「対策」によって未来を変えるわけじゃないですか。 そして良い結果だからといって努力をしなくてよいわけではないじゃないですか。

未来を占ったところで、結局、対策行動によって上書きされたり、努力する必要性は変わらないわけじゃないですか。

何のために未来を占う必要があるんでしょう……?

そんなわけで、占いで未来を見る理由を見いだせないです。

ご相談者様の中には、既に信頼関係を築いていて「未来の占い結果を活用してくれる人だ」という確信が持てている方でしたら、全く心配なく喜んで占います。

ただ、一見さんですと、申し訳ないですが、かなりモチベーション低く、もとい怯えながら占っている相談の種類になっています。

占えるけど占いたくない…… それが「未来」ですね。

そして当然、傾聴で未来は見えてきません。

相談頻度 4位「行動すべき時期」

正直「時期」の相談は、傾聴の方が優れているように感じています。

例えば「彼氏と別れたいのに別れられません。いつ別れられますか」と言うような質問でしたら、それは占い以前にご相談者様が別れたいのであれば今すぐにでも別れた方が良いように思うのです。

傾聴を通して「このまま一緒にいて自分にメリットはあるのか」「関係を無理矢理遮断した時のデメリットは何か」を考えていただき、その上で別れる別れないの判断をされた方がご相談者様のためになるように思います。

転職の時期もそう。

「劣悪な環境なので転職を検討していますが、いつ転職したらよいでしょうか」という質問は、「転職しないメリット」と「転職した場合のデメリット」を考えていただきたいと思います。

もちろんどちらも占いで述べる事は可能ですが…… 私からは「占いはあくまでも占いなので、早めに行動しましょうね」と伝えています。

結果的に占い通りになることが多いですが、その結果を知ったところで「知っていた事によるメリット」ってご相談者様にはあまりないんですよね。

努力をしているからこその未来であって、自然と身を委ねて得られる結果ではないからです。

どの道努力をする事には変わりはないのですから、時期を占うよりも「今動き出すか、やめるか」の判断を内観して導き出した方が有益に感じます。

相談頻度 5位「物事の理由」

占いでも理由は占えますが、ご相談者様が納得・理解しないケースが多いです。

やはり第三者から与えられた情報で、かつ一つの側面からしか見ていない物ですので、「ここはどうだったの?」「あそこもこの理由が関係あるの?」と、謎が謎を産むような状態になってしまいます。

そのため、物事の理由を占うと、どんどん深堀のための占いが増えていく事が多いんですよね。

しかし基本的に本質というのはそんなに難しい物ではないです。 見え方が違うだけで、見ているものは同じであることがほとんどです。

「自分は何を見ているんだろう」という謎は、傾聴にて明らかにしていった方が、深く理解できるのではないかと思います。

そのため、占いは可能ではあるけれど、傾聴の方が優れていると判断しています。

相談頻度 6位「相手の性格・本質」

誰かとお付き合いをする上で必要になってくる情報の一つが「性格」ですね。

これはやはり、占いの方が得意分野です。

傾聴にて相手の人物像を洗い出す事も可能ですが、やはりこれも主観が多く、長所と短所が偏りがちになってしまいます。

客観的に判断をするためには、やはりタロットカードから「こうじゃないですか?」と指摘された方が納得度は高いですね。

相談頻度 7位「相性」

相性占いもやはり占いの方が得意です。

三者からズバッと言ってあげた方がすんなりと受け入れてくれる方が多いように感じます。

ただ、占いをしていて思うのは、極端なマイナス思考で、相手からの好意を好意として受け取れない方が一定数います。

そのため、「相手のこの行動は好意なのかもしれない」という事を心の底から感じていただかないと、どんなに良い占い結果をお伝えしても暖簾に腕押し状態です。

酷い相談ですと、好きな人からデートに誘われているのにも関わらず、何故か「避けられてる!」と仰る方がいます。なんでやねん。

相性を知る事そのものは当然占いが優れていますが、その結果を受け入れるために必要なメンタルを作るためには、傾聴も必要になると感じています。 というより、相談の4分の1ぐらいは、傾聴による事実の正しい認識で、十分に相性が見えるのではないかと感じています。

相談頻度 8位「二者択一」

「明日、あの人に会えますか?」というような、YesまたはNoで答えられる相談は、ワンオラクルで占っています。

ただ、会える会えないって、相手の予定の都合があるじゃないですか。 例えば、ご相談者様が吹奏楽部なら学校内にいますが、相手がサッカー部でしたら校庭にいるじゃないですか。 土曜日の部活の時間に会いたければ、ご相談者様から校庭に足を運ばなければならないわけですよ。

このケースでしたら、ご相談者様が校庭に足を運べば90%ぐらいの確率で会えるでしょう。 逆に足を運ばなければ、お相手様が校内の音楽室前までくる確率は10%程度でしょう。

それに対してワンオラクルの正逆(正=Yes、逆=No)はどちらも50%です。 確率が現実と合っていないんですよ。

占う事そのものは可能ですが、出来ればご相談者様の頭と足を使ってベストな行動を取られた方が確率も上がりますので良いように感じます。 (「勇気がないから占いを依頼しているんだ!」と仰られた方が昔いましたが、そういう方はどの道望む未来は手に入りませんから、諦めましょう)

そのため、傾聴にてご自身と向き合った方が良いように感じています。

相談頻度 9位「時期ごとの運勢」

今月の恋愛運、金運、仕事運、などですね。

占いが得意中の得意な相談です。

傾聴では「運勢」は分かりませんので、これは胸を張って「占いが適している」と言えます。

考察のまとめ

相談頻度 相談内容 占い 傾聴
1位 人の気持ち 不可
2位 対策
3位 未来 不可
4位 行動すべき時期
5位 物事の理由
6位 性格・本質 不可
7位 相性
8位 二者択一
9位 時期ごとの運勢 不可

占いと傾聴をどうしても融合させたい

「隣の芝は青く見える」じゃないですが、傾聴サービスの優しさが本当に羨ましく感じました。

私はどうしても理詰めですので、占いをしていてもどこか冷たい印象を与えるのではないかと感じています。

気を使って文章を書いているので、そういう意味では優しいのかもしれませんが、突き放す時はもう本当に突き放します。突き飛ばします。

そういうソードのクイーンのような側面を持っているのが、私の占いなんですよね。

そこに、カップのクイーンのような優しさと愛で溢れる部分を入れたいと強く思うのです。

そのため「占い + 傾聴」というサービスを作りました。

占いをしていて苦しい時がある

長く占いを続けていると、壁にぶち当たることがありますので「もう占い辞めたい」と思う事もあったりするのですが、私の中で占いというのは生活の必需品となっています。

つまり、本来占いをしていても、苦しいと感じる事はないはずなのです。

それが「もう辞めたい」と一瞬でも思ってしまうという事は、何か無理がかかってしまっているのでしょうね。

無理がかかっている部分というのは、心の葛藤が占める割合が一番大きいです。

本記事に書いた相談内容で言いますと「未来」の相談がまさに当てはまりますね。 不必要なのではないか、と思える事に時間を割くことが苦痛になってしまいます。 しかもクレーム貰うかもしれないと怯えていますし……

いつかは相談内容に制限をかけたいなぁ、と思っていたのですが、以前も申し上げたように制限ばかりのサービスは嫌なんですよ……

けれどご相談者様には問題解決に向けて真剣に向き合っていただきたいですし、どうにか自然と向き合えるシステムはないかと考えていました。

その可能性があるサービスが、「占い + 傾聴」のサービスですね。

まだまだ青いサービスですが、無事に実を結ぶことを祈るばかりです。