最新更新日時:2018/10/01
この男性は農夫だ。 実りの秋を迎え、作物の様子を見にきたものの、その出来に不満そうにしている。
自分の努力に対して、思ったよりも実りが悪かったのだ。 クワを抱えたまま、どうしたもんかと悩んでいる。
一般的な意味
正位置
- 努力の怠慢
- 思った成果が得られない
逆位置
- 自分の行動を省みる
- 原因の究明
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
作物の収穫見込み
この男性の思惑では、金貨が10枚実るはずだったのだ。 しかし、現実は金貨が7枚にしかならなかった。 つまり、まだまだこの作物を育てる上で努力出来る事が残っているということだ。
彼の足元に青色の煙が漂っている。 おそらくこれは冷気だ。 冷夏のために、実りが想像以上に少なかったのだ。
来年、再度この作物を育てる上で必要な事は、温度管理が可能なビニールハウス作りになるのだろう。
農夫の対応
冷夏が原因で実りが少なかったのだが、この男性は冷気の存在に気づいているだろうか?
否、作物にため息をつくばかりで、足元の冷気に気づいていない。 あろうことか、作物に触りもしない。 実らなかった3割の作物に憂いて、実った7割の作物を収穫しようともしない。
この男性は、来年もまた同じように育てて、同じように上手く実らず、同じようにため息をつく事になるのだろう。
農夫の性格
オレンジ色の服を着ていることから、この人物にはカリスマ性がある事が分かる。 つまり、いろんな人が寄ってくるから、いろんな情報が手に入る。
この作物を育てるのも、人伝で「いい商売がある」と教えられた事。 だからこそ、この男性は、この作物を育てる上で努力らしい努力をしていないのだ。
インナーが青い事から、賢い人物であるのは確かなのに、残念ながら「どうやって人から教えてもらおうかな」という事しか、考えていないのだ。
象徴
- 青い煙 = 冷気
- 7枚の金貨 = 不完全
タロットカードと占星術の解説
照応
リーディングのコツ
努力する余地があるのに、そこに気付かずに不満ばかり抱く人なんだよね。
「○○すれば上手くいく、って言ってたじゃん!」
と、他力本願な人をイメージする。 どちらにしても、この人は今の姿勢を変えなければ何も変えられない。
このカードが出てきた時は「別の方法を模索しなさい。急がば回れ」と言ってあげなきゃならないね。
他人を頼るな!とは言わない。 ただ、自分を成長させるのには、壁にぶつかったり停滞期を経る事が必要なんだよね。