最新更新日時:2018/10/01
聖書に出てくるバベルの塔は、知っている人も多いだろう。 そのバベルの塔が、このカードのモチーフとなっている。
天へ近づこうとした傲慢な人々は、高い高い塔を築こうとしました。 それに怒った神様は、塔へ雷を落としました。
そして人々が団結出来ないようにするために、互いの言葉が分からないようにしました。
一般的な意味
正位置
- 築いてきた物事がすべて崩れ去る
- 予期しない出来事により破壊される
逆位置
- 弊害となっていた物が崩れて消える
- 0から新たに積み重ねる
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
神の雷
神は何故、人を天へと近づけなかったのだろうか。 それはやっぱり、一度堕天した種族だからだろう。
でも神様は人が大好きだった。 だからこそちょくちょく様子を見に来ていたのだな。 故に、この塔を見つけてしまった……
人の技術力の成長が凄まじかった。 それは嬉しくもあり、悲しくもあり……
再度地面へとたたき落とすことになったのだな。 傲慢という罪故に。
真っ逆さまに落ちる貴族
2人の人物が塔の上から真っ逆さまに落ちている。 この人たちは塔を作ろうと指揮をとった人物だろう。
1人は赤いマントを纏っている男性。 赤いマントは情熱の象徴だ。 きっと天へ上ることができるという情熱で、 人々に熱意を与えていたのだろう。
もう一人は意地でも王冠を手放せなさずに落ちていく女性。 青い服を纏い、知性で人々を魅了し、 塔の建設になくてはならない存在だったのだろう。
しかし、情熱で溢れる人も、知性溢れる人も、 貴族であろうとなかろうと関係なく、 神の雷の前では、等しく真っ逆さまに落ちるのだ。
塔は崖の上に作られた。 残念ながらこの2人は、同時に地獄へと落ちてゆくのだろう。
象徴
- 雷 = 神の雷
- 赤いマント = 情熱
- 青い服 = 知性
タロットカードと占星術の解説
照応
- 占星術 : 火星
リーディングのコツ
最近、自分自身の占いでもよく見かける塔のカード。
基本的に悪い意味のように感じてしまうが、 案外そうでもないと思っているのだ。
全てを崩し去るから、いい悪いもない。 全てを0に戻すのだ。 10だったものが0に。 -10だったものが0に。
……だからまぁ、なんていうか 「リセット」を表すのだな。
恋愛でこういうカードが出てきたら、 大体は「破滅」だね。
ただ、喧嘩に悩んでいる2人だったら、 他のカードも見てだけど、関係の修復を表すかもしれない。 最初からやり直す、とかね。
怖いカードではあるけれど、 このカードにより救われることも結構ある。
このカードが出現した相談
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