最新更新日時:2018/10/01
3人の人物が集まり、何かを話し合っている。
石工、建築家、僧侶…… この3人は教会を建てたいのだ。
立派な建物を作るには、しっかりとした計画と準備が必要だ。 彼らは時間を惜しむ事なく、建築作業に精を出しているのだ。
一般的な意味
正位置
- 最善を尽くす
- 努力を惜しまない
逆位置
- 成果が出ない
- 力不足
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
石工の初仕事
この石工はペンタクルの8に出てくる職人の未来の姿だ。
一生懸命鍛錬を積んだのち、ようやく彼が得た仕事は、教会の建設だった。 今はまだ入り口しか出来ていないが、3つのペンタクルが描かれているように、とても細かく丁寧な仕事を彼は行うのだろう。
黄色いエプロンは、希望の証。 彼はこの建築を足がかりに、これからもっともっと活躍していく、立派な石工へと成長するのだろう。
色の付いていないペンタクル
実はこの教会の建物のペンタクルは色が付いていない。 本当であれば黄色に塗りつぶすはずなのだが、建築家、僧侶の判断により、それは許されなかった。
石工にとっては、例え建築が終わったとしても、この教会は未完成も同然。
次の依頼こそは自分の望みをを主張できるだけの技術と知識を得ていようと決心したのだ。
建築家と石工の意識の差
石工は青い服を着ている。冷静で確実を重視するのだ。 建築家は赤とオレンジの服を着ている。情熱と人の集まりを重視するのだ。 つまり、この2人は仕事をする上でそもそも性格が合わないのだ。
石工は現実的な建物にするよう主張をするだろうし、 建築家は教会だからこそ、見栄えや華やかさ、人が思わず行きたくなるような派手な建物にしようとしている。
だからこそ、石工は建築家に対して、意見を述べるだろう。 しかし希望は通らない。 何故なら僧侶が建築家側についているからだ。
この建物はきっと人がたくさん集まることになるだろう。 しかし、災害が起きた時に、顔を真っ青にする結果になるのだろう。
象徴
- 黄色いエプロン = 希望
- 青い服 = 冷静、確実
- 赤とオレンジの服 = 情熱、カリスマ
タロットカードと占星術の解説
照応
リーディングのコツ
ペンタクルの3と8の石工が同一人物である事は知っていたのだが、 時系列は、ペンタクルの3 → 8だと思っていた。
実は、8で修行した後に、3で実務……という流れだったようだ。
長い時間下積みをしたのにも関わらず、得た仕事は不満の多いもの……って、今も昔も仕事というのはそういうものなのかもね。
仕事をする上で最善は尽くすものの、言われた通りにしかやらないよ、工夫しないよ、という意図が隠れているカード。
せっかく頑張って作ったのに、残念だなぁ。