万年筆を放置するとろくな事がないと学んだ洗浄日記


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普段から万年筆を使って書いてはいるものの、現在使用しているインクはiroshizukuの月夜のみ。

最近、英語の勉強などで万年筆の出番が増えてきたこともあり、いろんなインクを使ってみたいなぁ、と思っていました。

そんな感じでメルカリを探していたら、インク瓶は計15本になりましたw

ついでに、半額以下で安く見つけた念願の吸入式の万年筆を2本買ってしまいましたリラ猫です。

本日は、吸入式の万年筆をひたすら洗浄していたお話。

所持している万年筆

現在リラ猫が持っている万年筆はこちら

  • パイロット カクノ ノンカラー F
  • パイロット カヴァリエ ゴールド&ホワイト M
  • ペリカン スーベレーン M400 グリーン F new!
  • ペリカン トラディショナル M215 ブルーラッカー M new!

「しっかりした万年筆を持ちたい」と思った人が検討する際に、必ずと言っていいほど候補にはいるのが、ペリカンの「スーベレーン M400」

私ももれなく検討した身で、メルカリで探していました。(新品にこだわりはないので)

「スーベレーンとトラディショナルの2本セットなら売ってあげる」とのことだったので、半額以下だったこともあり思わずポチリッ。 失敗したとしてもどうせ初心者が持つものだから勉強代としては許せる範囲だろう、と思っての思い切りです。

洗浄理由:保管状態が悪かったから

ペリカンのロイヤルブルーのインクを吸入済の状態で販売」とのことなので、到着後箱を開けてすぐに書くことができました。わーい♪

他人が使っていたものなのでやはり私の手の癖には馴染まないのか、スーベレーンは文字に若干かすれが生じる……けど許容範囲。 トラディショナルは問題なく書くことができた&写真で見る以上にかっこよかったのでとても気に入りました。

個人的に吸入式万年筆に対してすごく楽しみにしていたのが「インクビュー」の存在。 吸入式の万年筆は本体に直接インクを入れるので、残量が外からわかるように窓がついているんですね。

それを見たいと思って……いたんだけど………… 見えない。

「青いインクが入ってるから、インクがいっぱいで見れないのかなぁ?」と思いそのままそのインクを使い切る日を待ちました。

で。

今日の朝、スーベレーンに入っていたインクをようやく使い切りました!

ワクワクしながらインクビューを覗いてみましたが………… 見えない。 明るい光越しに見ると、なんとなぁく向こう側の光が見えるような見えないような……

どちらにせよ、違う色のインクを入れることになるので、洗浄が必要です。お水へIN!

インクタンクの中を洗浄して、透明な色になるまで出し入れして、さぁ水が透明になったから見えるだろう!と期待して見ると………… 見えない。

確かに緑色の細いストライプの間からインクの残量を確認することになるので見えにくいのはわかる。わかるが光に透かしても見えないのはどう考えてもおかしい。

と思って、水の出し入れを続けること1時間。

ようやく、ようやく、インクビューの存在を確信を持って確認することが出来ました……!!!!

見えなかった理由は、インクタンクの中にインクがこびりついてしまっていたから。

たぶん、この出品者さんは、スーベレーンにインクを入れたまま結構長い時間放置してしまったんだろうな……

1時間の洗浄で、インクビューが全く確認できなかった状態から光が通ることは確認できる程度の洗浄具合です。

緑色のストライプの向こう側に青色のインクが見えるので洗浄は継続。

洗浄理由:何故か2色の色が同時に出てきたから

万年筆の中に水をいれて30分放置して、水を出して入れて…… とするとまだまだ出てくる青い水。

そんなことを繰り返して3時間ほど経過した頃……

水が…… ピンク色に変わりだした…………

あれだ。たぶん。出品者さんはロイヤルブルーを入れる前に、ピンク色のインクを入れたんだな。

これだけ洗浄しても青い水が出ていたインクのしぶとさ&インクを入れたまま1年~2年ぐらい放置する(汚れ具合からの予測)ずぼらさんだから、ピンクのインクを洗浄しきれていなかったのだろうな。

カートリッジ式のペン先でも、洗浄したつもりで色を変えると前の色が残って出てきたりするぐらいだし、吸入式ならばなおのこと「きれいになった!」と思っても全然足りないんだろうな。

「万年筆初心者の私にとっては、このひっどい汚れもいい勉強になったなぁ」と思いながら万年筆の水分をティッシュで吸い取ると…………

ペン先にピンク色、首軸と胴軸の間からきれいで濃い色のロイヤルブルーのインクがついた………… は??

いろいろネットで調べてみると、首軸と胴軸の間はどうしても弱いから破損しやすい、との情報を得た。中からインクが漏れている……?

けれど、あんまりにもきれいで濃いロイヤルブルーなので内部の破損は考えにくい(すでに3時間も洗浄しているから、内部からの漏れならば流石に色は薄青だろう)

で、胴軸をむぎゅむぎゅと押してみたら………… 首軸と胴軸の境目から小さなインクの玉が出来ていた。

ここからは私の憶測。

この出品者さんは、インクを首軸を超えて胴軸までドボンとつけてしまったのだろうな。

胴軸のストライプの柄は、万年筆の外側からフィルムを巻くようにして作られるから(製造工程の動画を見た)、どうしても境界部分に小さな隙間が生まれてしまって、その隙間にインクが入り込んだのだろう。

で、私の洗浄方法も悪く胴軸まで水をつけていたから(胴軸を痛めるから厳禁とここで知った)、水分を吸って溶けて出てきた。

………………おーーーーい!!!

いや、まぁ、私も厳禁と言われる場所まで水につけていたからあまり人のことは言えないけど、でも流石にインクを胴軸までドボンとはつけないぞー!?

お尻側から頭に向かって圧をかけることで、インクがティッシュにつかなくなるぐらいまでは排出成功。

めちゃくちゃ、勉強に、なっとります……

トラディショナルはあまり問題はなかった

一方、トラディショナルはそんなに問題がなかったです。

スーベレーンよりもトラディショナルの方がかっこいいので頻繁に使用していたのですが、トラディショナルの方がインクが多く入っていたようでなかなか尽きませんでした。

スーベレーンがこんな悲惨な状態だったので、トラディショナルのインクビューが見えないのも汚れが原因かと思ったら、こちらは単純にインク量が多かったからのようです。

出品者さんの経緯では「スーベレーンの緑とトラディショナルの青が隣に並んでいて、兄弟みたいだから合わせて買った」とのこと。 多分女性だと思うのですが、私と同じ感覚ならば、トラディショナルの方が色合いが落ち着いて&シルバーが映えていておしゃれにみえるんですよね。

なので、トラディショナルの方が使用頻度が高かったのではないかと。

使用頻度が高い=インクの入れ替えが多い=インクが付着しづらい

ということで、比較的きれいだったのではないかなぁ、と。

ただこちらも、青色の次に黒色が出てきたので洗浄不足であることには変わりないですね……

何事も捉え方次第

正直、どんなに素人保管とは言っても、スーベレーンのこの悲惨な状態はひどすぎるなと思いました。

文句つけられてもしかたがないんじゃないかなぁ。

ただ、文句つけたところで私は謝罪がほしいわけでも返金&返品したいわけでもないので、特別コンタクトは取らずにいます。

私が万年筆の構造についてここまで調べるようなことは、この悲惨な保存状態の万年筆がなければしなかったですからね。

何よりも今は、ここまできれいにインクビューが見えるスーベレーンに愛着が湧いています。未だに洗浄中だけど。

万年筆を放っておくとどうなるか、を身を以て経験しました。

経験に勝る知識はないですからね。本当に良い経験でした。

4本とも大事に使っていかないとなー。