最新更新日時:2018/10/01
少しの葉っぱがついたワンドが、雲の中から手とともに現れた。
枯れた大地に緑が蘇ったのだ。
ワンドは生命力の証。
そのお陰でこの土地は、緑が溢れ、川が流れ、生命のサイクルが回り出したのだ。
一般的な意味
正位置
- 溢れるエネルギー
- 強い意志
逆位置
- エネルギーの枯渇
- 不毛な争い
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
生命力の源
枯れることのない神の木。
生命力溢れる楽園の木。
全てはこのワンドから、人の繁栄は始まった。
木がなければ炎は使えない。 炎が使えなければ、人間は寒さに耐えることが出来ない。 炎が使えなければ、人間は食べ物さえも食べられない。 炎が使えなければ、人間は夜を過ごせない。
生命力ゆえに生まれた罪
人は争いを無しには生きていられない生き物のようだ。 そのため戦争には必ずと言っていいほど、炎の力を使っていた。 そしてその棍棒を振るい、力を示していただろう。 しかしそれも人間の繁栄を目指したが故なのだ。
豊かな土地を手に入れるためには、 争うしかなかったのだ。
それでも生命は繁栄し続ける
遠くに城が見えるだろう。 あれはこの国の城だ。
今は誰もいなくとも、いずれは人が集まってくるのだろう。
そしてこの国は、人も動物も植物も、 このワンドの加護を受けて、 どんどんと繁栄していくのだろう。
象徴
- ワンド = 生命の源
- 雲 = 楽園へと通じる門
タロットカードと占星術の解説
照応
- 四大元素 : 火
リーディングのコツ
エネルギーと言えばこのカード。 ワンドという火のエネルギーはまぶしいね。
けれど不思議なことに、このカードの空って灰色なんだよね。 つまり曇りだ。
……なんか、火の源っぽくなーい。
っていうのが第一印象だった。
けど、まぁ「始まり」と考えると、 おかしくもないかな?
『生命も何もいない大地に、ようやく希望の光が見えました』
という物語の一節を書いたとして、 私なら情景描写は、
「覆っていた厚い雲から、一筋の光が差しました」
……って書くもんね。 だからこそ、曇り。
曇りだからこそ「生命力」が栄える!
個人的にはワンドは魔術師に近いイメージを抱いている。 何でもやる気に満ち溢れている感じ。
ただ、魔術師は発想力重視なのに対し、 ワンドのエースは行動力がある感じ。
何かを成し遂げたいと考えている時には、 是非ワンドのエースを引きたいね。
このカードが出現した相談
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