最新更新日時:2018/10/01
1人の女性が2本の杖を手にして踊っている。
彼女は一体何をしているのだろうか?
創造しているのだ。 魔術師の杖を2本持って、 世界を、幸福を、創造しているのだ。
一般的な意味
正位置
- 最高水準の事柄
- 最終目標への到達
- 無限の可能性
逆位置
- 不完全
- 力を出しきらない
- 不可能な希望
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
運命の輪に出てきた天使たち
ここでも「雄牛」「獅子」「鷲」「人」が描かれている。 しかも、頭だけだ。
まだ私の勉強不足ゆえに、天使の階級は分からないが、 階級の高い天使は、頭に翼が生えており、 胴はないのだとか。 「熾天使」というらしい。
つまり、運命の輪に出てきた天使たちが大きく成長し、「世界」のカードにて、 世界を大きく動かす偉大な天使にまで成長したのだ。
月桂樹のリース
リースとは、切れ目のない輪のことを指す。 つまり完全な「輪」なのだ。 完全な輪とは「完全体」「宇宙」「全体性」を示すものらしい。
しかしよく見ると、この世界のカードにある輪は「円」ではない。 「楕円」なのだ。 不完全な円なのだ。
この事から、これから成長していく可能性を示している……
つまりこれは、宇宙の卵なのだ。 その宇宙の卵を育てていくのは、4人の天使とこの女性……
世界はこれから作られていくのだ。
象徴
- 4人の天使 = 各要素
- 月桂樹のリース = 完全体、宇宙
タロットカードと占星術の解説
照応
リーディングのコツ
実は「世界」のカードが出てくると、とても困る。
なんでかって、やっぱりさ。 物事「完璧」なんてことは無いわけよ。
それが「完全体」なんて言われちゃうと、 「所詮占いなのに、『完全』だなんて言えるかーーー!!!」 と思ってしまうわけです。
…………占い師が「所詮占い」なんて言っちゃいけないなw
でもね。占いはあくまで占い。 生きる希望を与えるのが、占い師の役目。 だからこそ、無責任な希望を言うことは避けるべきだと思うのだ。
しかしやはり「世界」のカードを引く時というのは、世界を創造しちゃうぐらいの、人生においてどデカイイベントが待ってるということだと思うのだ。
「あなたの望むように物事が動きます。だからこそあなたは望む未来に向けて『信じて』突っ走ってください」
という言い方になるね。 やっぱり努力なしでは良いことは巡り込んで来ない。
……という考え故に、 今後、どのように行動したら良いか分からなくて悩んでいる人に世界が出ると、 アドバイスにとても困るのだ。
もう少し勉強したら、ここの考え方にも軸が出来てくるのかなぁ。