タロットカード:小アルカナ ワンドのナイト

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最新更新日時:2018/10/01


甲冑を纏い、短いワンドを持った騎士が、馬にのって駆けて行く。 馬は前足で宙をかくほどの勢いで、猛進している。

遠くにピラミッドが見える。 ワンドの国のものだ。

騎士と馬は、急いで王の元へ帰っているところなのだ。

一般的な意味

正位置

  • 情熱的
  • 自信に満ち溢れる

逆位置

  • 無鉄砲
  • 衝動的に行動する

タロットカードの絵の解説

絵から感じるストーリー

馬と騎士の一体感

馬の行動は騎士の心を表している。 騎士本人は平静を装っているが、 心の中では、とても焦っているのだ。

その証拠に、馬の前足で宙をかくなど、 無駄な労力を使っている。

国にとって、大変な情報を持ち帰っているのだ。

過去へ向かって走っていく

王を守るために騎士は存在している。 それなのにも関わらず、この騎士は「未来」ではなく、「過去」を見ているのだ。

その証拠に、彼は左方向を向いて走っている。 彼が持っている情報と言うのは、過去の出来事に関する情報なのだろう。

この国の未来を導く物ではなく、 過去に行った結果、や、歴史を繰り返す、など、 視線は全て過去に向いている。

情熱が高ぶりすぎると、視野が狭くなるというが、 彼はまさに、そのような状態に陥ってしまっているのだろう。

象徴

  • 黄色地にサラマンダーが描かれている服 = ワンドの国の人物
  • 馬 = 情報の伝達
  • 左方向 = 過去

タロットカードと占星術の解説

照応

リーディングのコツ

騎士って、王に対して従順なイメージが強い。 それが悪いとは言わないけど、どうしても、融通が利かないイメージが強いのだ。 ゲームのやりすぎかね?

特にワンドは情熱とか正義とかに対して真っ直ぐなんだよね。 真っ直ぐで有限実行を目指すんだけれど、 それゆえに周囲の様子が見えていないカードが多い。

一応、ワンドの10のあの有様が、ワンドにとっての「完成形」らしいからね。 正直、よい形ではないと思うのだ。

でもワンドっていうのは、エネルギーに翻弄されやすいため、 扱いに注意をしなければならないカードだと思う。 まさに翻弄されているのが、この騎士……ナイトだと思う。

良い時は真っ直ぐでかっこよくて素敵な人なんだけどね。 悪い方向に見ると、気を使えないし先を見ない身勝手な人に見えるのだろう。

このカードが出現した相談