タロットカード:小アルカナ カップの10

f:id:liyracat:20170505104237j:plain:w300

最新更新日時:2018/10/01


夫婦らしき人が寄り添い、天を見上げている。

見上げた先には、綺麗な虹。 その中に見えるのは、たくさんの聖杯。

これは愛情が形になったものである。

そして虹……橋は未来へと繋がっている。 愛し合った者同士が、共に過ごし、子孫を残すことによって、 愛は次の世代の命を産んでいくのだ。

一般的な意味

正位置

  • 家族愛を感じる
  • 幸せを手に入れる

逆位置

  • 偽りの幸福
  • 満たされない気持ち

タロットカードの絵の解説

絵から感じるストーリー

温かい家族

虹を見上げる2人は夫婦だ。 そして、その右側で遊んでいる子ども2人は、 彼らの子どもだろう。

温かい家庭を持ち、神に祝福され、 子孫繁栄を約束された人々……

豊かな大地にいることから、飢えに苦しんでいるとは考えづらい。

彼らはまさに、幸せの絶頂を迎えているのだ。

結ばれた男女

実は今までのカップのカードの中に、 結ばれた2人を描くカードはないのだ。 カップの2が唯一男女が描かれているが、 あの絵の時点で「結ばれて」はいないのだ。

最終的に、カップの2の2人はどうなったのか?

それがまさに、このカード、カップの10である。

2人の手元にあった聖杯は2つだけだった。 しかしそれを、2人の愛の力で10個に増やした。

その結果が、結婚であり、子孫繁栄であり、 揺るぐことのない幸せなのだ。

虹が表すのは未来への架け橋。 この幸せというのは、これからもずっと続いていくのだろう。

象徴

  • 虹 = 未来への架け橋
  • 子ども = 子孫繁栄
  • 夫婦 = カップの2の結果

タロットカードと占星術の解説

照応

リーディングのコツ

カップの2に続き、このカードはとても好きなカード。

やっぱり、じんわりと幸せを感じられるカードって、いいよね。

ワンドやソードは攻撃的なカードだし、 ペンタクルは損益が絡んでくる。 カップ自体が「純粋」を表すだけあって、 とても綺麗なカードが多いと感じる。

嬉しいこともあったし、悲しいこともあった。 それを共に経験し、共に乗り越えてきた。

だからこその、このカードの「幸せ」に繋がるんだろうな、って思う。

このカードが出現した相談