最新更新日時:2018/10/01
夫婦らしき人が寄り添い、天を見上げている。
見上げた先には、綺麗な虹。 その中に見えるのは、たくさんの聖杯。
これは愛情が形になったものである。
そして虹……橋は未来へと繋がっている。 愛し合った者同士が、共に過ごし、子孫を残すことによって、 愛は次の世代の命を産んでいくのだ。
一般的な意味
正位置
- 家族愛を感じる
- 幸せを手に入れる
逆位置
- 偽りの幸福
- 満たされない気持ち
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
温かい家族
虹を見上げる2人は夫婦だ。 そして、その右側で遊んでいる子ども2人は、 彼らの子どもだろう。
温かい家庭を持ち、神に祝福され、 子孫繁栄を約束された人々……
豊かな大地にいることから、飢えに苦しんでいるとは考えづらい。
彼らはまさに、幸せの絶頂を迎えているのだ。
結ばれた男女
実は今までのカップのカードの中に、 結ばれた2人を描くカードはないのだ。 カップの2が唯一男女が描かれているが、 あの絵の時点で「結ばれて」はいないのだ。
最終的に、カップの2の2人はどうなったのか?
それがまさに、このカード、カップの10である。
2人の手元にあった聖杯は2つだけだった。 しかしそれを、2人の愛の力で10個に増やした。
その結果が、結婚であり、子孫繁栄であり、 揺るぐことのない幸せなのだ。
虹が表すのは未来への架け橋。 この幸せというのは、これからもずっと続いていくのだろう。
象徴
- 虹 = 未来への架け橋
- 子ども = 子孫繁栄
- 夫婦 = カップの2の結果
タロットカードと占星術の解説
照応
リーディングのコツ
カップの2に続き、このカードはとても好きなカード。
やっぱり、じんわりと幸せを感じられるカードって、いいよね。
ワンドやソードは攻撃的なカードだし、 ペンタクルは損益が絡んでくる。 カップ自体が「純粋」を表すだけあって、 とても綺麗なカードが多いと感じる。
嬉しいこともあったし、悲しいこともあった。 それを共に経験し、共に乗り越えてきた。
だからこその、このカードの「幸せ」に繋がるんだろうな、って思う。