最新更新日時:2018/10/01
土砂降りの雨の中、3本の剣が刺さったハートが浮かんでいる。 しかも、その剣はハートを貫いて刺さっている。
もしもその剣を抜いたとしても、痛みが和らぐことなく、血があふれ続けるだろう。
この雨はまさに、ハートの持ち主である貴方の涙なのだ。
一般的な意味
正位置
- 傷を負う
- 悲しい出来事に遭う
逆位置
- 悲しみを耐え抜く
- 傷が癒え始める
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
傷を負わせる剣
剣という道具が、明確に「傷を付けるもの」として表現をされたこのカード。
実はこの剣は、人の心、言葉、行動そのものなのだ。 つまり、心を傷つける犯人は、人であることを表している。
しかし、それは非日常の出来事であるかというと、そうではない。 誰かの言葉を思い出しては、1本。 誰かの行動を見ては、また1本、と、 日常的に私たちは傷ついているのだ。
そのような痛みを受けたとき、すぐに手当てが出来れば良いのだが、 このハートは、3本も同時に剣が刺さってしまった。 これでは手当てをしたくても、痛くてそれさえも出来ない。
二進も三進も行かない状況なのだ。
土砂降りの雨
この雨は、このハートの流す涙だ。 どうにもならなくて、悲しくて、流す涙なのだ。
しかし、止まない雨はない。 この悲しみもまた、いつかは晴れるのだ。
一通り泣いてから、剣を1本ずつはずす。 そして、傷を治す。 それからまた、晴れた空の中で笑って日々を過ごすのだ。
象徴
- ハート = 自分の心
- 剣 = 人の心、言葉、行動
- 雨 = 涙
タロットカードと占星術の解説
照応
リーディングのコツ
出てくると思わず「ドキッ」とするカードの1つ。
やっぱり、ハートに剣が深々と刺さっている絵というのは、なかなかショッキングな絵……
その、一目見た時の「ドキッ」とか「嫌な感じ」が、まさにこのカードの意味だと解釈してる。
だから、どちらかというと、今までの積み重なりによって悲しむというよりは、 突発的な心の痛みを表すのが、ソードの3だと思ってる。 今までの積み重なりによる悲しさ・苦しさは、ソードの9の方が適切かな。
このカードはあまりにもド直球過ぎる絵なもんで、占った時の説明が簡潔になりがち。 故に、深読みしようと頑張るけど、難しい…… 絵のまんまだしなぁ……
このカードが出たら、とりあえず泣きたくなる状況に遭遇するんだな、と安直に考えている。