最新更新日時:2018/10/01
騎士の像が彫られた墓。 聖母が描かれたステンドグラス。
このことからここは教会であることが分かるだろう。
ここは安息の地。 人々の心が安らぐ唯一の場所なのだ。
一般的な意味
正位置
- ゆっくりと休む
- (状況的に)行動不能
逆位置
- 活動的に動く
- 休む事がままならない
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
壁に掛けられた剣
墓に彫られた剣や騎士から、 ここは戦死者が眠る地となっているのだろう。
その戦争は既に終わったのかというと、そうではない。 壁に掛けられた3本の剣がその証拠だ。
可能な限り手に取ることがないよう、柄は上を向いているが、 手を伸ばせば届く高さにかけられている。
死者の安息の地でさえ、時には剣を手に取らなければならないほどの激しい戦争が未だ続いているのだ。
聖母と救いを求める子どものステンドグラス
一部分しか見えないが、 ステンドグラスには、聖母とその足下に子どもが描かれている。
このことから、この場所は救いを求めて訪れる人が多い…… つまり、教会としての機能はまだあるということだ。
戦死者が眠る場所であると同時に、 家や家族を失った人々が、不安に怯えることなく眠れる場所でもあるのだ。
ここで心と体を癒した子らは、この教会にて献身的に働くだろう。 そのためにも、今はここで静かに休んでいるのだ。
象徴
- 墓 = 死者の安息の地
- ステンドグラス = 生者の安息の地
- 剣 = 戦争中
タロットカードと占星術の解説
照応
リーディングのコツ
とにかくこいつは動くことが出来ないカード!!
と安直に捉えていたのだけれど、 ステンドグラスだったり、墓に彫られた騎士の像だったりを見ていくと、 気持ちは動きたくて仕方が無くても、状況的に動くことが出来ないカードなのだと改めて感じた。
このカードが出た時は、無理に動いても身を削ぐだけなので、 大人しく心や体を休めて回復に努め、 状況が良くなるまで待った方が良いんだろうね。
逆位置だと、休むべき時に休めていないという事だから、 「活動的に動く」と言っても、本来は動いてはいけない時の活動なのだろう。
本当に動いていい時なら、ワンドの8などが出てくるはずだし……
このカードが出たら、意識的に動かないようにした方が良いね。
この横たわっている人物、確かに黄色くて変だなとは思っていたけれど、 石像だとは調べるまで気づかなかった。
じっくりとカードと向き合うと、このような新たな発見があるのが面白い。