自分の使命とは一体何?

ブログを大幅リニューアルして大満足のリラ猫です。

青ベースから茶色ベースに変えてみました! いかがでしょう? 温かい感じは出ていますか?

グローバルメニューの配置や、タロット講座画面のボタンを変えてみたりと、いろいろいじってみました。 お陰で、CSSの勉強になったので、とても達成感があります♪

自分に与えられた使命とは

相談者から出てきた「自分の使命」

「自分の使命」について考えているご相談者様が多くいます。 やはり私自身が占いをやっているから、そういう「使命とは」のような思想・哲学を普段から考える方が多く集まってくるようです。

ただ、困ったことが1つ。

私は、自分の使命について考えた事がない!!!

故に、

「うん、使命を意識するって、大事だよねー」

ぐらいの返事しか出来ないんですよ。うん、困ったね。

なので、いい機会ですから、「使命」について考えてみようかと思った次第です。

「使命」って何?

1 使者として受けた命令。使者としての務め。「特別な使命を帯びる」

2 与えられた重大な務め。責任をもって果たさなければならない任務。「教師の使命」

引用:使命(シメイ)とは - コトバンク

はい。ということで、使命とはこういった意味のようです。

…………分からないね!! 漠然とし過ぎてね!!

「使者として受けた命令」ってなんやねん。 私たちは誰かからの使いなのかな?

「与えられた重大な務め」も良く分からん。 誰から与えられたの? 神様?

使命を語る人に対する疑問点

「私に与えられた使命が分かりません」

と相談に来る人がそこそこいる。

これを聞いた時に私が一番に聞きたいのは、「使命を知ってどうしたいの?」ということ。

まぁ、たぶん「使命を果たすように生きたいです」って返事が返ってくるんだけど、私が聞きたいのはそういったことじゃない。 何のために使命を知りたいのか聞きたいんですよ。

使命を知って、使命を果たして、どうなりたい?

  • 天国に行きたい?
  • 魂が救われたい?
  • 他者から認められたい?
  • 生きづらさから解放されたい?

「使命」で解決する問題ではない

占いで解決出来ることと出来ないこと

天国や魂周りの話は、宗教関係の話になるからアドバイスは私からは出来ないです。

この間のLIVE放送でスピリチュアリズムについて語りましたが、私はスピリチュアリストではないので。共感する部分はあるんですけどね。 それにあくまでも「占い」のサービスなので「説教」はお門違いなんですよねぇ。 なので、そちら関係のアドバイスはしません。

で、「他者から認められたい」「生きづらさから解放されたい」については、アドバイス出来ます。占いの範囲内の話なので。

とはいうものの、この2つについても、私からは「自分自身を受け入れなさい」としか言えないんですよねぇ。

承認欲求を満たすには

今ある不満というのは、基本的に「今の自分」と「理想の自分」に乖離があるから発生することが大抵。

「他者から認められたい」というのは、「他者から認められる」のが理想の自分。 けれど現実は「他者から認めてもらえない」のが今の自分。

だから「自分には価値がないんだ……」って落ち込んでいるのは、本心で価値がないと思っているのではなくて、実は「私は認められるはずなんだ!!」と思っているんですよね。

勝手に落ち込んで、価値がない状態のまま過ごしている…… でも認められたいという、傲慢な考え方なんです。 (もちろん、認めるべき上司や先生が不正を働いて「評価しない」は別の話ですよ。それは悪意がありますから)

生きづらさから解放されるには

「生きづらさから解放されたい」は、上のケースとはちょっと違いますが、やっぱり「今の自分」と「理想の自分」に乖離があるから発生します。

「普通ならこれぐらい出来るはず」が理想の自分に対して、「こんなこともできない……」が今の自分。

そうやって、自分を責めてしまっているんですよね。で、やっぱりどうすることも出来なくて、ただただ苦しみもがいている……

どちらにしても「本当の私はこうなんだ」と、本心から認めることが出来れば、案外楽になることが多いんですよ。 ……難しい事を言っているのは百も承知ですけれどね。

どちらにしても、上記の例で挙げた問題というのは「使命」を果たした所で、解決する問題ではないんですよ。

目的? 目標? 手段?

結局「使命を果たしたい」と言っている人って、「使命」をどのような位置づけで考えているんでしょう?

私から見ると、目的は「自分が楽になるため」、目標は「誰かから必要とされたい」、その手段として「使命を果たす」と言っているように見えています。

承認欲求が備わっているから、どうしても他者からの評価を得たいと思ってしまうのが人間…… これ自体は良いと思うんです。 ただそれを「使命を果たす」ってデッカイ事を言っちゃうから、おかしくなるんですよねぇ……

本来であれば、使命を果たす、というのは人生の「目的」になるはずなんです。 スピリチュアル観点で話しますが…… 魂観点では「目標」にあたります。 けれど、何故か混乱を起こして「手段」にしてしまっている人が多いように感じるんですよねぇ。

スピリチュアル観点から見た「使命」

本当は自分の所属している仏教観点で話をしたいんですが、如何せん勉強不足なので!! この間調べた、スピリチュアル観点で話しますっ!

人間の魂というのは、永遠に続くもので、現世というのは魂の霊性を高めるための修行みたいなものなんです。 なので「使命」というのは「現世の学ぶべき事」とも取れるんです。

つまり「使命を果たす」ということは「現世で学ぶべきことはすべて学んだ」ということになってしまいます。 それ以降は生きてても得るものがない、ってことなんですよねぇ。時間を惰性的に過ごすことになるんでしょうかね?

うーん、まぁ、惰性的に過ごすことなく、来世の学ぶべき事も予習していいんじゃないかな、と個人的には思うんですが、そうすると今度は「来世の使命ってなんだろう?」って悩むんじゃないかと思います。

つまり「使命」を果たしたところで悩みは消えないわけですよ。

スピリチュアル観点から見ると、「使命を果たす事」をピンポイントで意識する意味はなく、今を精一杯生きて、謙虚に優しさを持って過ごすことが必要…… としか言えないんですよね。

占星術観点から見た「使命」

占星術観点からると、「使命」というほどの物でもないけれど、年齢ごとに「学ぶべき事柄」というのがあります。 使命に近いと呼べるのは、やはり「太陽」が示す事柄でしょうか。

太陽が属している星座が、自分にとってエネルギーが回復する行動を示すようです。 私の場合は太陽が獅子座にありますので、目立つこと・集団のトップに立つことで充実感を得られるわけですね。

太陽の示す事柄を実行することは「生きづらさからの解放」に繋がるかと思います。 そういう意味で「使命」に近いかな、と思いました。

しかし、だからと言って太陽に属したことをし続けていれば良いのかと言いますと、そんなことはないです。 私はこれから乙女座の気質を学ぶ必要が出てきます。 そのため、その時々によって「学ばなければならない事」が異なるんですよね。

その「学ばなければならない事」を学ばない事には、人生に歪みが生まれ、生きづらさに繋がってきます。 結局のところ、「使命はこれ!」と一つには括れないんですよ。

「私の使命はこれだから、これだけ行う!」というのは、ちょっと怠惰な考え方かと思うんですよね……

「使命」は誰のためにあるの?

誰かに仕えている、という前提で話しますと、私たちは誰に仕えているんでしょうか? 神様ですか?

スピリチュアルな事を言いますと、仕えているというより、魂の目指す方向性が「宇宙と一体化する」という事ですので、誰にも仕えてはいないんですよ。 占星術も特別「誰かのため」に「学ばなければならない事」を設定されているわけではありません。

どれもこれも自分のためによりよい行動をするよう導いているんですよね。

「私の使命は人々を苦しみから救う事です!」 と言ったとしましょう。 本当の意味で「人々」のために行動されているのでしょうか?

  • 感謝されたい
  • 魂が救われたい
  • 自分が必要とされたい
  • 他者から認めてもらいたい
  • 天国に行きたい
  • この世に名を残したい

こういった魂胆があるのではないでしょうか?

結局、聞こえのいい「使命」という言葉を使って、自分の中に眠る虚無感や寂しさ埋める言葉と化しているのが現状に思います。

自然体で生きていこう

自分の心に嘘をつくことが、自分の首を最も締める行動になります。 つまり、「使命」だなんだ言って、本質的な問題に目を向けないことは、いつまでも水の中に潜って呼吸困難に陥っているようなものです。

自分が「苦しい」と感じる事があるのであれば、それは今が不自然な状況、または試練の時であると考えるとよいです。 どちらにしてもそれは「解決しなければならない問題」です。

「原因究明」を行なった上で、その人が出来うる限りの行動を取って「問題解決」に努める。 それこそがある意味で「使命」なんじゃないかなぁ、と私は考えています。

どちらにしてもね。 人は「使命」に頼ってはいけないと思うんですよ。 「使命」はあくまでも人が扱うものなんですから。

ご相談をお待ちしております

私から「使命」を提示することは出来ません。

しかし、今ある問題に対して「原因究明」のお手伝いは出来ます。 共に「問題解決」の方法を考えることは出来ます。

お手伝いが必要な方は、是非リラ猫のタロットハウスのリラ猫宛にメールをお送りください。

お待ちしております。

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