最新更新日時:2018/10/01
険しい顔つきで前を見つめる男性。 その男性の髪は大きくなびいており、強い向かい風が吹いていることが分かる。
海は荒れ、崖っぷちに立っている。 後戻りは出来ない。 彼は前に進むしかないのだ。
一般的な意味
正位置
- 冷静に物事に挑む
- 目的の達成のために手段を選ばない人
逆位置
- 考えすぎて行動に起こせない
- 策に溺れる人
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
荒れた風に荒れた海
彼が立っているところは風も海も大荒れだ。
これはまさに、彼の心の中を表している。 荒れ狂う心をあえて崖っぷちに置くことで、
「もう後戻りはできない」 「心も体もしっかりコントロールできなければ、成し遂げられない」
と、自身を奮い立たせ、かつ冷静さを保っているのだ。
この台風のような状況が過ぎ去れば、 彼は彼の望む未来へと道を切り開いて進むのだろう。
空を飛ぶ鳥たち
荒れた気候であっても、鳥の大群は大空を飛んでいる。
つまり、どんなに風が強くとも、コントロールできる術があるということだ。
鳥たちが目指す場所もまた、彼が目指す場所。 彼と共に鳥たちは、勇敢に未来へと立ち向かっていくのだ。
彼が去った後のこの場所
風が強いのに、雲そのものは穏やかだ。
つまり、この雲は空の高い所にある……積乱雲なのだ。
風が強く、積乱雲があるということは、 彼がこの土地を去る頃には土砂降りになるだろう。
彼が通った場所はすべて、何かしらの変化が訪れることを表しているのだ。
象徴
- 荒れた天気 = 彼の心の中
- 険しい表情 = 彼の試練へと立ち向かう覚悟
- 崖 = 後戻りできない
タロットカードと占星術の解説
照応
- 四大元素 : 地の風
リーディングのコツ
ペイジって希望あふれる若者を指すんだよね。
ワンドは生産すること。 ソードは困難に立ち向かうこと。 と違いがあるけれど、 どちらも何かしらの目的を持って、突き進んでいくイメージ。
だから、占っている相手でこのカードが出てきたら、 その人物は何か野望を抱いているということになる。
冷静さもあるから、安心して見守ることが出来るのではないかな。
逆に、古い企業などでこのカードが出てきたら、危ない橋を渡ろうとしていると考えた方がいい。 若さとはリスクを恐れない者でもあるのだからね。