最新更新日時:2018/10/01
5人の大人がそれぞれに長いワンドを持って争っている。 しかも片手では掴むにはやや太いワンドを持っている。
恐らく彼らは、それぞれに譲れない思いがあって、 そのワンドを手に取り、決着をつけようとしているのだろう。
一般的な意味
正位置
- 争いが起きる
- 決着がつかない
逆位置
- 体力の浪費
- 冷静になれない
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
領主の座を狙っての争い
地面は青々としている。 しかし、彼らが争ったせいで、 彼らのいる場所は土が見えてしまっている。
このことからも、ただのチャンバラではなく、 真剣に争っていることが分かるだろう。
何故ここまで真剣に争っているのか?
今までのワンドの流れを考えると、 豊かな大地の領主争いか、旅先での戦争に巻き込まれたのどちらかだろう。
戦争であるのならば、もっと武装しているはずだ。 そう考えるとこれは、領主争いだろうな。
互角の実力
この争いは決着がつくのか?
恐らく「引き分け」で終わるのだろう。
何故なら、土がえぐれるほどの争いを行っていても、 未だに誰一人として、へばっている人がいないのだから。
むしろ、この5人は誰か1人の領主を決めるのではなく、 5人で協力してこの土地を守らなければならない運命にあるのだ。
五行の関係
五行説は知っているだろうか? この5人はこの五行にそれぞれ当てはまるのだ。
- 火 = 赤い服
- 水 = 水玉の服
- 木 = 緑の服
- 金 = チェックの服
- 土 = 黄色の服
本当ならば、このことに気が付いて、争いをやめなければならない。
しかし、当人たちは気づかないから、いつまで経っても争いは終わらない。 とても、愚かなことである。
象徴
- 服の色 = 五行
- 赤い服 = 情熱
タロットカードと占星術の解説
照応
リーディングのコツ
何かの答えが出ない時に、大抵出てくるカード。
正直、今回じっくり見るまでは、 「互角で決着がつかないカード」としか考えてなかった。
けれど、「領主争いなんだなー」とか、 「五行説が関係ありそうだなー」とか考えながら見ると、 すごく腑に落ちるカードだと思う。
決着がつかないぐらい「飛び出ている人がいない」のではなく 決着をつけちゃいけない。むしろ「全員必要なんだ」と考えられるようになった。
そう考えると、このカードが出ているときは、 喧嘩相手のことをちゃんと考えた上で発言が出来ているか、 一旦冷静に自分のことを振り返る必要があるんだろうね。