最新更新日時:2018/10/01
裸の女性が2つの壺を持って、 片方は陸へ、もう片方は海へと水を注いでいる。
この構図、どこかで見たことはないだろうか?
そう。 節制のカードとそっくりなのだ。 そのように考えると、この女性は何をしているのか?
陸と海の両方に、エネルギーを与えているのだ。
一般的な意味
正位置
- 希望をもつ
- 願いが叶う
逆位置
- 失望する
- 気力がなくなる
タロットカードの絵の解説
絵から感じるストーリー
節制のカードとの違い
節制のカードでは女神様が二つの杯を持ち、 中に入っている水を片方からもう片方へ、 器用に移動をさせていた。
そのことから私は
「陸と海のエネルギーのバランスを調整しているのだ」
と解釈をした。
この星のカードは節制と何が違うか? 「水を注いでいる」という点だ。
つまり彼女は「エネルギーを与えている」のだ。
彼女のおかげで目覚めた大地
節制のカードには背の高い草花が生えていた。 それは長い年月をかけて成長した証だろう。
しかし、星のカードの草花はどうだろう?
まだ背丈が小さい。 奥に生えている木でさえ、まだ生まれたばかりであることが伺える。
おそらく描かれているこの土地は、 草木は枯れ、水は干上がり、死の大地と成り果てていたのだろう。
そこに彼女がやってきて、生命の水を、エネルギーを注いだ。 おかげで、死んだ大地が蘇ったのだ。 この大地に希望が宿ったのだ。
彼女の正体
一点、とても気になる点がある。 それは彼女の正体だ。
彼女は天使ではない。人間なのだ。 その人間がこの大地を蘇らせたのだ。 一体、彼女は何者なのだろうか?
おそらくであるが、聖母マリア様のような人なのではなかろうか。
天使からこの大地を蘇らせるために、 二つの壺を渡された。
そしてその天使から指示された通りに、 二つの壺を陸と海への注いだのだ。
彼女はこの地の「母」となったのだ。
象徴
- 壺の水 = エネルギー
- 若木 = 生まれたての生命
- 裸の女性 = 母
タロットカードと占星術の解説
照応
リーディングのコツ
このカードを今日見て、 「節制と似てるなぁ」と感じたのだ。
何も見ずに、感じたことをツラツラ書いていたのだけれど、 「節制」との親和性というのは、 既にいろんなところで言われている話だったらしい。
とはいえ、今まで書いてきたカードの説は、 どこかで見た事のある説の寄せ集めだった。
もちろん、私自身が納得している物しか載せてないけどね。
でも、星と節制の親和性については、 私1人で気がつくことができた。 成長している証だね!!
それまでは漠然と 「星 = 希望」 と思ってた。 けれど「大地を蘇らせちゃう母」って凄いよね。 それこそ奇跡。
カードの中に鳥さんがいるから、 この鳥さんが一生懸命神様にお願いをしたのだろうね。
夢は信じれば叶うもの。 そう思わせてくれる、素敵なカードだね。